私は量産型に憧れていました。
幼少期は主役機に憧れましたが、大人になってからは「普通が最高」だと思うようになりました。
今も量産型のおとーさんでいたいと思っています。
そう、ジムです。
ガンダムに詳しい方には怒られそうですが、量産型の連邦兵です。
詳しくないので間違ってたらすみません。
特別な力はない。華やかな経歴もない。まともに戦えばエース機には勝てないことも知っています。
でも、それで良いと思っていました。
普通の家庭、普通の仕事、普通の幸せ。普通であることに、ずっと憧れていました。
これは、普通を目指した男の算段の記録です。
私はずっと「量産型」に憧れていた
私は幼少期、施設で育ち、家庭環境も影響して高校を卒業するのに人より時間がかかりました。
若い頃は先の見えない生活が続き、同年代が進学・就職していく中で、自分だけ取り残されているような感覚がありました。
転機は、ある日雇い(単発)派遣の仕事との出会いです。
当時一大旋風を巻き起こしていた家電量販店の店頭で、インターネットサービスを案内する仕事に在り付きました。待遇が良かった、日雇いでも応募可能だった、理由はいくつかありましたが、私の目に一番魅力的に映ったのは
「スーツを着る仕事って普通っぽいよな」
でした。
スーツを着てお客様と向き合う——今思えば笑えますが、それが当時の私にとっての一番手近な「量産型への第一歩」でした。
そこから17年。
日雇いスタッフからレギュラー化し、契約社員・正社員へとステップアップし、ポジションも法人営業、マネージャー、拠点責任者へ。学歴も経験もないビハインドを、ベンチャー気質の社内の風に乗って跳ね返すことができました。いつしか、大企業相手にマーケティングの仕事をさせていただけるようになりました。
妻と出会い、娘が2人生まれ、ようやく「普通の家族」を手に入れました。
自分には縁のないものだと諦めていたものを、ついに。
45歳で全部捨てた結果、完敗した
しかし私は、全部捨てました。
45歳。20年近く積み上げたキャリア、ポジション、業界の人脈。
全部置いて、未経験の海外関連業種へキャリアチェンジを決断しました。
仕事は充実していました。イベントで楽しんだり喜んでくださるお客様、「さすがです、助かってます」と言ってくれるクライアント。全てが輝いていた。
それでも、ふと思ってしまったのです。
「私の普通はここだったのか?」と。
「自分には過ぎたる事」と勝手に納得し諦めていたものが、またあふれてきました。
何か始めようとずっと思ってはいましたが、私には遅すぎるかもしれない、と諦めようとしていました。
たくさん遠回りしたからです。それは事実。でも、それも私の人生なので仕方がないと思っていました。
しかし、20年のキャリアに終止符をうつ決心をしたのは、ほんの些細な事。
ちょうど担当していたプロジェクトで勤務してくれていた外国人のみなさんの姿でした。
コンフォートゾーン外で挑戦する彼らの姿を垣間見て、ある思いに駆られました。
「年齢を言い訳にするのをやめよう。」
興味のあった英語学習の中で出会った2つの名スピーチも、最後の背中を押してくれました—かの有名なジョブズさんのコネクティング・ザ・ドッツと、マクレイブン海軍大将(当時)の「世界を変える10の教訓」。その話はまた別の記事で。
結果は、完敗でした。
キャリアを捨ててたどり着いた転職先では約半年で退職することになりました。約500社にエントリーして面接まで進めたのはほんの数社。その中から貴重な内定をくださった、ある意味稀有な会社でしたが、現実はサクセスストーリーを簡単には許してくれませんでした。
でもこの失敗で、私はある事に気づき、揺るがない確証を得るました。
「本当の私は最高に諦めが悪い人間だった」
私は、結婚するまでの長い間、人生の色々なことを諦めながら生きてきたと思っていました。結婚も、親になることも、「自分には縁のないものだ」と思っていました。
それが、ふとしたきっかけから私の世界は変わっていた事に気づいたのです。
諦めていたのではなく、仕方ないと自分に言い聞かせていただけだったのだと。
本当に諦めなければ、世界は変わるかもしれない—そう思えていたのです。
諦めてばかりだった人から、最高に諦めが悪い人への変化を自覚した瞬間でした。
「諦めることを、諦めろ」
他所からお借りしたセリフですが、この信条が支えになり、一つの答えにたどり着きました。
「自分で環境を選べるようになってやる」
AIに出会って、「算段」が生まれた
その後、紆余曲折を経て、生成AIと本格的に向き合い始め、使えば使うほど確信が深まりました。
これは単なる便利ツールではない。
使い方次第で、リソースのない個人が大きな仕事をできる「参謀」になる。開眼、覚醒、ブースト—そんな言葉が頭をよぎりました。
17年間のマーケティング経験とAIを組み合わせれば—算段が立つ、と思いました。
「神算」というブランド名は、ここから生まれました。
歴史物の名軍師のように、緻密な算段で戦略を立てる。でも実際にやっているのは、ごく普通のおっさんです。それでいい。量産型のジムが、算段さえあれば動ける—エース機と同格以上の活躍ができる。
誰でも鬼謀神算、神機妙算。AIはそのスケールで人を変える。魔改造どころではない。
私はこれを「神算化」と呼ぶことにしました。
このブログでやること
shinsan.aiは、次の4つを軸に更新していきます。
AI×経営実践 中小企業・個人事業主がAIをどう使うか。
難しい話ではなく、普通の量産型のお父さんが実際にやってみた話を書きます。
起業実録 ゼロから起業する過程を、リアルタイムで公開します。
成功だけでなく、失敗や迷いも含めて。
資格×AI攻略 現在、中小企業診断士とFP2級を勉強中です。
生成AIを使った学習法を、進捗とともに公開します。
神算ツール(仮称) 公開中の「大家の電卓」「フリーランスの電卓」の解説と、今後追加するツールの紹介です。
このブログを読んでほしいのは、かつての私と似た境遇にいる人です。
年齢、経験不足、お金、時間—諦める理由は、探せばいくらでも出てきます。
でも私が伝えたいのは「諦めない方法」ではありません。
諦める理由を考えるのを、やめよう。
形にする算段は、一緒に考えれば必ずあります。
量産型が主役機を脅かす実験、始まっています。
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